アドラー心理学

心理学と言えば、フロイト、アドラーの名が浮かぶのではないでしょうか。

アドラーは、精神分析の大家フロイトとともに研究していました。

フロイトはトラウマ概念を広めた人物。

一方、アドラーは後に決別し、トラウマの存在を否定して

独自の「個人心理学」を構築した人物です。


アドラーは「嫌われる勇気」で有名になりましたが、
「幸せになるための心理学」とも言われています。

幸せになるためのポイント

・幸せは、自分が決める
・何か一つでも自慢できるものをもつ
・あまり「自分は幸せか」と問うな!
・自分より上の人と比較しない
・目標をみつけよう
・嫉みや妬みの気持ちを持たない
・自分に与えられたものを喜ぶ
・何かに挑戦してみる
・努力するとこ自体が大切
・いつでも上機嫌ですごす方法をマスターする。


どれも納得いくものです。
私もかつて、こういった名言集を学生の頃よく読んでいたものです。
こういう名言も、メンタルが健全であるうちは
「うん、そうだ」
と納得していました。

しかし・・
うつ病を発症してからは、こういった名言も無力と化します。
何も心の中に響いてきませんでした。

うつ病は自分の過ちによっておこるものではなく、
生い立ち、家庭環境、運によって決まるもの。
一番大きなのは親達の未熟さが原因であることですからね。
自分の幸せなんていうものも、親次第というところです。

どうしようもない親(暴言、DV、過干渉、ネグレクト)
に縛られると幸せなんて程遠い。
人が幸せになるには、未熟な親達の教育からですね。

フロイト、アドラーも精神疾患を経験したわけでもなく、
共通して結局治療したという実績がない。

心理学者で、心の病を治せる人はまーいないでしょう。
アドラーさんも所詮運がよかっただけのこと。
虐待を受けうつ病を発症したら、
こんな名言など書けなかったと思います。

こういった、名言の心がけも必要ではあると思いますが、
メンタルが健全であることのほうがまず重要でしょう。
そのメンタルを健全に保つ手法、解決法が心理学は弱いと思います。
もう、私はもう大神先生のおかげでメンタルの調子もよくなり、
再び、こういった本も読めるようになりました。


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